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屋根塗装のご相談をいただくと、
多くの方が「塗料の種類」や「色」に目を向けられます。
もちろん塗料選びも大切ですが、
私が一番大事にしているのは
塗る前の状態確認と下地の判断です。
今回のあきる野市での屋根工事も、
仕上がりより“その前”に時間をかけました。
屋根塗装で本当に重要なのは下地です
屋根は紫外線や雨風を一番受ける場所です。
見た目が色あせていても、
下地がしっかりしていれば塗装で回復できます。
しかし、
・塗膜が劣化している
・吸い込みが強い
・ひび割れや欠けがある
この状態を確認せずに塗ると、
数年で剥がれや膨れが出る可能性があります。
そのため、
① 高圧洗浄
汚れを落とすだけでなく、
劣化状態を見極めるための工程です。

② 下塗り
屋根材と塗料を密着させるための最も重要な工程。
吸い込みが強い場合は状況に応じて調整します。


③ 中塗り・上塗り
厚みを持たせ、耐久性を確保するための仕上げ工程。
「3回塗れば安心」ではなく、
その屋根に必要な状態に持っていくことが目的です。


棟板金の下にある“貫板”を確認していますか?
屋根塗装と同時に必ず確認するのが、
棟板金(むねばんきん)の下にある**貫板(ぬきいた)**です。
棟板金は屋根の一番高い部分にあり、
風の影響を最も受けやすい場所です。
その土台になっているのが貫板ですが、
長年の湿気や雨水によって
徐々に腐食していきます。
塗装だけでは守れない部分があります
屋根をどれだけ丁寧に塗装しても、
棟板金の下地が弱っていれば意味がありません。
よくあるのは、
・釘が浮いている
・貫板が傷んでいる
・強風で棟板金が外れる
といったトラブルです。
見えない部分ですが、
ここが原因で雨漏りにつながるケースもあります。



なぜ貫板を交換するのか
私が貫板交換をご提案するのは、
10年ではなく、20年後を見据えているからです。
次の塗り替え時期まで、
安心して過ごしていただくためには
下地から整える必要があります。
傷んだ貫板は新しいものに交換し、
固定も釘ではなくステンレスビスに変更します。
釘は温度変化や振動で浮きやすいため、
長期的には緩みやすいからです。
小さな違いですが、
5年後、10年後に差が出ます。
20年後まで見据えた屋根工事
屋根工事は、
施工直後はどこも綺麗に見えます。
しかし本当の評価は、
数年後にどうなっているかです。
・下地を確認する
・必要な補修を行う
・貫板を交換する
・ビス固定で強度を上げる
・そのうえで塗装を行う
この積み重ねが、
将来の安心につながります。
仕上がりより、その先を大切に
塗装は色を変える仕事ではありません。
この家がこの先どうなるかを考え、
今必要なことを判断する仕事です。
そして塗装工事を通して、
この家にこれからも安心して住める時間を届けたい。
本気でそう思いながら仕事をしている塗装店です。
あきる野市で屋根塗装をご検討中の方、
棟板金や貫板の状態も含めて
一度ご相談ください。
“今だけ”ではなく、
“その先”を見たご提案をいたします。

