外壁塗装にはいろいろな種類がある
外壁塗装をして、その後どのくらい持つのかは気になるポイントでしょう。
結論から言いますと、どの塗料を使って塗装を行うかによって変わってきます。
一般的に塗料の価格が高ければ高いほど、耐用年数は長くなります。
外壁塗料の種類は今ではかなり多くなっていて、機能性をアピールした新商品もいろいろと出てきました。
外壁塗装でよく使われるのは、フッ素樹脂・シリコン樹脂・ウレタン樹脂塗料でしょう。
これらの種類であれば、主だった塗料メーカーいずれも製造しているはずです。
それぞれの耐用年数を見てみると、フッ素15~20年・シリコン10~15年・ウレタン7~10年が目安といわれています。
ただしこの耐用年数はあくまでも目安であり、どのような環境に住まいがあるかによっても変わってきます。
例えば雨風の多い地域や海が近いエリアに住宅がある場合、劣化の速度は若干早くなる可能性があります。
さらに同じエリアでもどの方角に向かって建物が建っているかによっても変わってきます。
方角によって、日照時間が変わってくるからです。
日照時間が長いとそれだけ紫外線を大量に浴び続けることになり、劣化も進みやすくなります。
また悪徳業者に依頼して、適切な下地の処理ができていないと劣化も進みやすくなり、上で紹介した年数よりもずっと早く追加の工事が必要になるかもしれません。
ほかにもメーカーによっては光触媒塗料やナノテク塗料などの特殊な機能を搭載した種類も見られます。
このような塗料は製造しているメーカーそのものがあまり多くなく、後発の種類のため、施工事例があまり多くありません。
このような特殊な塗料に関しても、耐用年数も目安は各メーカーで公表しています。
しかし実績があまりないので、記載されている耐用年数通り持つかどうかはちょっとわからないというのが実情です。
建物の耐用年数を意識すること
住宅の場合、経年劣化はどうしても避けられません。
外壁塗料に耐用年数があるのと同じで、建物自体にも耐用年数がある点も理解しておきましょう。
たとえ外壁塗装を新しく行っても、建物の寿命が近付いているのであれば、塗りなおしの意味がほとんどありません。
建物そのものが耐用年数を迎えつつあって、外壁がボロボロになっているのであれば、建て替えなども検討してみたほうがいいでしょう。
外壁に関して気になる点があれば、業者に診断してもらうのがおすすめです。
専門家の目で外壁塗装を含め、どのようなリフォームをすべきかアドバイスをもらうことです。